ITC-LMSで履修登録せずに聴講する学生の閲覧を可能にしたい

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質問

ITC-LMSで履修登録せずに聴講する学生の閲覧を可能にしたい。(教員)

回答

  1. ITC-LMSで設定するコース(授業)のページを開いてください。
  2. 左メニューで「コース設定 >」をクリックすると、「コースの概要説明」などいくつかの設定項目が表示されます。その中から「コース設定」を開いてください。
  3. 次のように設定してください。
  • 履修者範囲設定」欄を適切に設定してください。
    • 「常に仮登録者を許可」または「履修確定日前まで仮登録者を許可」のいずれかを選択してください。UTASで履修登録せずに聴講することを、学期を通じて許したい場合は、前者の選択肢を選んでください。
  • 「自己登録」は「許可する」に設定するといいでしょう。
    • 「許可する」にすると、学生はITC-LMSで検索してコース登録(ITC-LMS上の受講登録)することができます。
    • 「許可しない」にすると、学生はITC-LMS上でコース登録することはできませんが、履修登録期間が終了するまでの間は、UTASで「お気に入り登録」すると連携機能によりITC-LMSに登録されるため、学生の登録を完全に制限できるわけではありません。
    • また、「許可しない」にすると、学生が自分でコース登録を削除することができなくなります。
    • いずれの場合でも、教員が学生を個別にコース登録することは可能です。

補足

ITC-LMSの「自己登録」と「仮登録」およびUTAS連携の仕様は次のようになっているようです(2020年5月現在)。

  • ITC-LMS上のコース登録(受講登録)には、UTASとの連携で登録、教員が学生を検索して登録、学生が自分で登録、の3つの方法があります。
    • UTAS連携での登録は常に行われます。
    • 教員が学生を検索して登録することは常に可能です。
    • 学生が自分で登録するのは、「自己登録」の設定が「許可」になっている場合のみ可能です。
    • 「自己登録」を「不許可」にしても学生はUTASで登録することが可能なので、コース登録そのものを完全に制限することはできないことに注意してください。
  • コース参加者がUTASでも登録されているとき「履修登録者」と、されていないとき「仮登録者」といいます。
    • 「履修登録者」は常にコースコンテンツの閲覧が可能です。「仮登録者」は「履修者範囲設定」で許可されている範囲においてのみコースコンテンツの閲覧が可能です。
    • UTASで、「履修登録」されている場合と「お気に入りに追加」されている場合のいずれも、ITC-LMS上では「履修登録者」の扱いになります。ただし、UTASの「お気に入り」科目は履修登録期間終了後に削除されるので、「履修登録」しておらず「お気に入り」のみしている場合は、履修登録期間終了後は「仮登録者」になります。
  • 「自己登録」と「仮登録者」の2つに直接的に関係はありません。自己登録しても後からUTASで登録すれば履修登録者になりますし、UTAS連携で登録されても後からUTASの登録をとりやめれば仮登録になります。

したがって、履修登録せずに聴講する学生の閲覧を学期を通じて可能にする設定は、「自己登録」を「許可する」にすることではなく、「履修者範囲設定」を「常に仮登録者を許可」にすることです。

参考:ECCS公式の説明

備考

  • UTASで登録を削除すると、ITC-LMS上では「履修登録者」から「仮登録者」になりますが、コース登録そのものが削除されるわけではありません。
  • ITC-LMSでのコース登録(自己登録)がUTAS側に反映されることはないので注意してください。
  • UTASの登録(履修登録・お気に入り)がITC-LMSに反映されるのは翌日早朝であることに注意してください。

ITC-LMSの画面右上の“Manual”ボタンからダウンロードできるマニュアルや、ITC-LMS と学務システム(UTAS)の履修者自動登録について(ECCS FAQ)もあわせて参照してください。

(参考)類似の質問と回答

(注意)2022年9月27日より、「履修者範囲設定」「履修確定以降」の各欄の表示内容が変わりました(参考)。下記の

  • 「履修者範囲設定」を「履修登録者+仮登録者」にしてある
  • 「履修確定以降」の「履修者範囲設定」のチェックを外してある

  • 履修者範囲設定」を「常に仮登録者を許可」にしてある

と読み替えてください。

質問

履修登録期間後に、以下の条件がそろっているにもかかわらず、仮登録者のみITC-LMSから教材をダウンロードできない。

  • 「履修者範囲設定」を「履修登録者+仮登録者」にしてある

  • 「履修確定以降」の「履修者範囲設定」のチェックを外してある

  • 他の学生は教材をダウンロードできる

  • 事例(2020年10月):仮登録者が教材のダウンロードをできない

回答

  • 上記の設定を再度確認のうえ、ITC-LMS担当へお問い合わせください。
  • どうしてもうまくいかない場合やすぐに解決したい場合、履修者一覧でグレーアウトしている仮登録者を教員権限で削除&再登録することによって問題が解消される事例も知られていますが、必ずしも推奨できません。なぜなら、担当教員が仮登録者を削除したり、学生が自己登録を解除したりすると、当該履修者がそれまでに登録したコンテンツ、例えば課題に対する成果物等がシステム上から削除されてしまうためです。
公開日
更新日
編集者
R. KANEKO
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