はじめに

uteleconの「卒業・退職や所属変更によるアカウント失効についての注意」のページでも案内されている通り，卒業・退職等に伴い東京大学を離籍すると，UTokyo Accountが失効します．
また，学生から教職員，もしくは教職員から学生になる場合には，新しく別のUTokyo Accountが発行されるため，元の身分の在籍期間が終了次第，その身分に紐づけられたUTokyo Accountは失効することになります．
その他，残念ながら事務的な手違い等により離籍状態となり，UTokyo Accountが失効してしまうこともしばしばあるようです．

本ページでは，UTokyo Accountが失効すると，各システムでどのようなエラーが出るのかをまとめています．
以下のように，何が起こっているのか，状況を把握するためにご活用ください．

• 突然システムにサインインできなくなったけれど，単にパスワードを間違えているだけ？それとも何かが起きている？
• ある日突然突然見慣れないエラーメッセージが出るようになったけど，何が起こっているの？

なお，在籍期間が終了していないにもかかわらずUTokyo Accountが失効してしまったと思われる場合も，ユーザーやuteleconのサポート窓口でできることは何もなく，ご所属の学部・研究科等の事務（学生は学務・教務担当，教職員は人事担当）に在籍状況を正しく登録し直してもらうしかありません．本ページではこれ以上の解決方法は案内できないことをあらかじめご了承ください．

目次

• UTokyo Account が失効すると
  • 各種システムへのサインインでのエラー
    • 安田講堂の画面（UTAS，ITC-LMS，Zoomなど）
    • UTokyo Account利用者メニュー
    • Microsoft
    • ECCSクラウドメール
  • UTokyo Account のパスワードリセットでのエラー
• 在籍期間は終了していないはず……という場合

UTokyo Account が失効すると

卒業・退職等に伴い，東京大学を離籍すると，基本的には在籍終了月の翌月はじめにUTokyo Accountが失効します．
なお，この失効処理では即刻アカウントが削除（物理削除）されるわけではありません．アカウントを無効化するとともに，アカウントのパスワードがシステム側で強制的に変更されることで，ユーザーが各種システムにサインインできない状態となります（論理削除）．

そのため，多くのシステムでは，以下の各種システムへのサインインでのエラーの項に記載の通り，IDやパスワードを間違えたときと全く同じエラーメッセージとなります．つまり，単にパスワードを間違えているだけなのか，アカウントが失効してしまっているのか，区別がつきません．

ただし，UTokyo Accountが失効している場合には，通常とは異なり，UTokyo Accountのパスワードリセットすらもできない状態となります．
UTokyo Accountのパスワードリセットを試みても，以下のUTokyo Account のパスワードリセットでのエラーでの項に示したエラーとなってしまう場合は，UTokyo Accountが失効している可能性が高いと判断できます．

各種システムへのサインインでのエラー

各種サインイン画面でのエラーメッセージは以下の通りです．一部の例外をのぞき，基本的には単にIDやパスワードを誤っている場合と同様のエラーとなります．

安田講堂の画面（UTAS，ITC-LMS，Zoomなど）

ユーザー ID またはパスワードが正しくありません。正しいユーザー ID とパスワードを入力して、再度実行してください。

UTokyo Account利用者メニュー

EX-076
エラーが発生しました。
EX-001
ユーザID・パスワードが不正です。

Microsoft

アカウントがロックされました。サポート担当者に連絡してロックを解除してもらい、もう一度お試しください。

ECCSクラウドメール（Google Workspace）

また，UTokyo Accountが失効すると，連動してECCSクラウドメールのパスワードもシステムによって自動的に変更されます．そのため，ECCSクラウドメールにログインしようと，元々設定していたパスワードを入力すると以下のようなメッセージが表示されます．

ご利用のパスワードはx時間前に変更されています

UTokyo Account のパスワードリセットでのエラー

UTokyo Accountが失効すると，UTokyo Accountのパスワードリセットもできない状態となります．具体的には，UTokyo Account パスワード再設定 / Reset Passwordからパスワードリセットを試みると，以下のエラーメッセージが表示されます．

現在、お使いのアカウントはブロックされているため、サインインできません。 そのため、パスワードのリセットは現在行えません。お客様の組織の管理者に連絡し、アカウントのブロック解除を依頼してください。

上記のエラーメッセージが出る場合は，UTokyo Accountが失効している可能性が高いです．

在籍期間は終了していないはず……という場合

在籍期間が終了していないにもかかわらずUTokyo Accountが失効してしまったと思われる場合は，在籍情報の登録に手違いがある可能性が考えられます．
以下のような場合も，基本的には適切に登録が行われれば，引き続きアカウントの利用が可能です．

• 在籍期間に切れ目なく，学生としての所属が変わる場合（大学院への進学等）
• 在籍期間に切れ目なく，教職員としての所属が変わる場合
• 退職後も名誉教授となる（予定の）場合

在籍情報の登録は，ご所属の学部・研究科等の事務（学生は学務・教務担当，教職員は人事担当）が行っていますので，そちらにお問い合わせください．
なお，uteleconサポート窓口では，在籍情報が正しいかを判断したり，在籍情報の登録を行ったりすることはできません．