サポーターミーティング(2024年10月28日)

司会:上野
説明:上野・金子
書記:金子
参加者:サポーター10名

オレンジ色の部分は、ミーティング中に挙げられたコメント等です。

最近の事例から

ECCSクラウドメール (Google Workspace)

講義中に動画を視聴させたい
質問: 講義中に動画を視聴させたいが、Google Driveを使う場合は問題ないか
回答: Google Driveは環境や容量によっては安定しない。YouTubeの限定公開を使う方法もある
  • Googleドライブの動画再生機能は大人数が同時に視聴することを想定した設計になっていない。
  • アクセスが集中すると動画再生に制限が生じることがある。
  • 大人数が視聴することを想定した動画公開はYouTubeの利用を推奨。
  • YouTubeのコンテンツを学内構成員限定で公開する
Google Scholarのプロフィールを移行したい
質問: 離籍に伴ってECCSクラウドメールにログインできなくなり、Google Scholarのプロフィールを編集できなくなった。今後も利用し続けたい。そのため、一時的にECCSクラウドメールを復旧したい。
対応: Google ScholarのプロフィールはGoogleアカウントと紐づいている。プロフィールの設定で「確認用のメール」を登録できるが、これはあくまでそのメールアドレスのドメインの組織に所属していることを示すものであって、ログインに使えるものではない。今後ECCSクラウドメールを利用することはできないので、新たなGoogleアカウントで新たなプロフィールを作成するしかない。
  • 仮に特例的に一時的に復旧させたとしても、特にデータを取り出すなどの操作はないので、意味がありません。

UTOL

「担当教員登録」操作をしてもらったが時間割表には「自己登録」と表示される
質問: UTOLで担当教員登録のはずの講義の表示が「自己登録」となっている
回答:「担当教員登録に変更」して「再ログイン」しても自己登録のままということで、実装の想定外以上の状況に見える。
またサポーターでも担当教員登録してもダメという話が上がっている。
担当教員によるコース登録・担当教員登録のステータス周りにバグがあるのではないかと疑い、LMS担当へ。
  • UTOL担当の教職員に確認したところ、UTOLの設計上の仕様は以下の通り
    • 担当教員によって「コース参加者登録」された学生の登録ステータスは、担当教員の登録操作前の自己登録の有無を問わず、必ず「担当教員登録」になる。
    • 自己登録済みの学生を登録する場合でも「コース参加者登録」のみで足り、必ずしも「登録方法の更新」操作を行う必要は無い。
  • 本件では仕様と異なる動作をしていてバグの疑いがある
  • 一般に、UTOLの表示が更新されない場合、一旦ログアウトして再度ログインすると解決するケースもある。
ワークルールのコースを受講登録解除したい
質問: UTOLのワークルールの授業は受講解除可能か
回答: 全学生に自動で受講登録されているものであり、自分で解除することはできない。提出状況一覧に表示しないことはできる。

Microsoft 365 (Office)

UTokyo Accountで他組織のTeamsに入れない
質問: 学外の Teams にUTokyo Accountで招待をしてもらい、多要素認証を終えた後に「これに対するアクセス権がありません」「Error Code: 53003」という画面が表示される。
TeamsにMFAは関係ないと思われるが、一応MFAを利用していることを「UTokyo Account利用者情報確認サイト」で確認済。
連携先がメールアドレスとしてフリーメールアドレスをうけつけていないようで、個人アドレスで試したがダメだった。
回答: 東京大学のTeamsでは、学外組織が作成したTeamsチームにゲストとして招待してもらえばTeams上で学外の方と協働することは可能。
今回エラーになってしまうのは、相手側のセキュリティレベルによるものである可能性があるため、先方に問い合わせてもらった。
こちらからも何かわかることがあるか確認するために起票。
  • 各サービスで多要素認証設定が必須かどうかはUTokyo Account Service Directoryを参照。
    • UTokyo Microsoft Licenseは多要素認証未設定でも利用可能。
  • UTokyo Accountで他機関のTeamsに入るためには、東京大学と他機関で認証についての相互承認が必要だが、現時点で東京大学が承認している他機関は無い。
  • 従って、UTokyo Accountで他機関のTeamsには入れない。他機関にアカウントを発行してもらうしかない。
  • ただしUTokyo Accountでも他機関のミーティングに参加するだけであれば可能。
  • MFA未設定でお馴染みの53003エラーだが、MFA以外でも「アクセス権がない」状況で出ることがあるので注意。
  • 53003エラーはMicrosoftの「条件付きアクセスポリシー」という機能によるものです。
離籍後、ライセンスが「まもなく停止される」とは?
質問: 離籍後もOfficeを利用できているが,まもなく停止されるという通知がきている.どうしたらよいか.
回答: 離籍後はUTokyo Microsoft LicenseではOfficeを利用できません。
  • UTokyo Accountが失効すると、同時にライセンスは剥奪されます。ただし、その後90日は(「ライセンス認証ができない」という表示は出るものの、)アプリは利用できる状態が継続するので、そのことを言われているのでしょう。
  • 「製品のライセンス認証が取り消されました 2024年M月D日にExcelのほとんどの機能が無効になります。[ライセンスの再認証]」などと表示されるようです。

UTokyo Wi-Fi

0000UTokyo使用時だけ特定のウェブサイトにアクセスできない
コモンサポーターからの報告: 0000UTokyoを使用した時に限り、特定のウェブサイトで"Access Denied"と表示される。ECCS端末・eduroam・研究室の有線ネットワーク等、他系統のネットワークを使用した場合は、通常通りアクセスできる。
  • 大学では当該ウェブサイトをブロックする設定を入れておらず、原因不明。
  • 現時点では相談者からの問い合わせは届いていないが、もし相談者から問い合わせが来たら、現状では他系統のネットワークを使うワークアラウンドを案内するしかない。
  • 大学のネットワーク側で相手のウェブサイトをブロックしているか、相手のサーバ側が大学のIPアドレスをブロックしているか、という2つがまずは考えられる。しかしそれだけではなく、その間にいる事業者がブロックをしているケースもあるはず。今回はその可能性がありそう。

その他

学内ネットワークからブロックされているサイトにアクセスしたい
質問: 学内ネットワークから競馬関係の団体のウェブサイトへアクセスできない。
回答: 「全学ファイアウォール運用タスクフォース」にアクセス制限解除を申請するよう案内した。
  • 賭博や違法行為等に関係するWebサイトへのアクセスは原則ブロックされている。
  • 研究・教育上やむを得ずアクセスする必要がある場合は、所定のブロック解除申請を行うと、審査により解除される場合がある。
公開日
更新日
編集者
R. KANEKO