サポーターミーティング(2024年12月16日)

司会:
説明:
書記:
参加者:サポーターn名

オレンジ色の部分は、ミーティング中に挙げられたコメント等です。

事務連絡

最近の情報更新など

最近の事例から

前回積み残し

Microsoft 365 (Office)

Microsoft Formsの選択肢を変更すると集計結果が変わる
質問: Microsoft Formsで日・英対応のアンケートを作っていた。集計時に日・英の両方で併記されていると選択肢が長くなり見にくいので、言語オプションを日本語のみにしたら、回答がすべて「その他」になってしまった。元の状態に直せるか?
回答: 検証の結果、質問者様が行った操作は言語オプションの変更というより、アンケートの選択肢の文章文字列自体の変更だと推測された。選択肢の文字列を変更すると、それまでの回答は変更前の文字列を参照しており、変更後の文字列にとっては選択肢としては別物になると思われる。結果的にすべての回答がその他に変更されることになったと推測し、回答の選択肢の文字列をすべて変更前にもどすと、元の集計結果が復元された。従って、選択肢の文字列を元に戻していただけばよい。
  • 多言語の設定から、言語を追加したり削除したりするだけでは回答の集計結果は変わりませんが、選択肢の文章自体を変更するとすべての回答がその他扱いになってしまいます。
  • 検証すると分かることはよくあります。案内する時は公式に案内されている仕様なのか、サポーターの手元で検証した結果なのか、情報の確度に注意しましょう。
Office LTSC 2021 for Windowsのインストールができない
- 質問: Office LTSC 2021 for Windows の install.bat
が実行されない
回答: |-
買ったばかりのPCに Office LTSC 2021 for Windows のインストールができない。
https://univtokyo.sharepoint.com/sites/utokyoaccount/SitePages/Microsoft-license-for-shared-PC.aspx
の手順に従って、Windows 11 Education にし、
その後フォルダを解凍したが、手順3「展開したフォルダ内の “install” というファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択してください。」ができない。(何も開く素振りがない。)
何度か再起動や再ダウンロード、(英語)版のダウンロード を試したが同様なよう。
<試したこと>
再起動、セキュリティソフト(ノートン360)の無効化 → 開かない
単にダブルクリックでの実行 → windowsによってブロック

→ 手詰まりとなって起票した。
→ 相談者様の返信があって、
Smart App Controlを恒久的にoff にしたところうまくいったとのことでクローズ

  • Office LTSC 2021 for Windowsをアクティベーションするためには、まずWindows 10/11 Educationをインストールする必要があります。
  • Educationにして、手順に沿って作業してもLTSC 2021をインストールできない場合は、以下の手順を試してください。
  • ダブルクリックで開けるか試す
  • Smart App Controlが実行を妨げている可能性があるため確認
  • コマンドによる実行
    • ①ダウンロードして展開したフォルダ(office-ltsc-jaなどという名前になっているはず)のパス(絶対パス)を調べ、コピーしてもらう(例:C:¥Users¥...)
    • ②コマンドプロンプトを起動
    • ③開くと C:\Users...> などと表示されているはずなので、そこに C:\Users...> cd[半角スペース][コピペしたパス] と入力してEnterを押す。
    • ④ C:\Users...> install.bat と入力してEnterを押す。

その他

生研VPNとUTokyo VPNの混同?
- 質問: (何の?)VPNを使おうとして、生産技術研究所のログイン画面でのトラブル
回答: 生研VPNとUTokyo VPNのどちらを使いたいのか不明なため確認。生研VPNの場合は部局に問い合わせる必要がある。
  • 誤解や混同があったり、そもそもやりたいことをよく理解できていなかったりして、操作の目的や調査に必要な情報がうまく聞き取れないことはよくあります。特にメールフォームでは、一回の返信で適切に聞き取れないと往復数が増え、互いに負担がかかります。
  • 必要なことを聞き取るための工夫としては、以下のような方法が考えられます。
    • 聞きたいことを厳選して簡潔に聞く
    • 別のものを混同している場合は、二つの別のものがあることを説明した上で、客観的な操作で見分ける方法を示す
    • 何を指すか不明瞭なものは正確なシステム名を聞く
    • 「できない」「おかしい」という主観的記述ではなく、エラーメッセージの正確な文面など客観的な状況の記述をお願いする
    • メールではなくチャットや通話の訪問を勧める

ここから今回

UTokyo Account

教職員と学生のUTokyo Accountを一元化してほしい
- 質問: 教職員と学生のUTokyo Accountを統合してほしい
回答: 一元化の機会は一度きりだったので、後からの対応はできない旨返信

UTOL

UTOLのContactsのFAQページが見られない
質問: UTOLのContactsのFAQページが404 Not Foundになっている。
回答: 当該記事はすでに削除されているため、アクセスしようとすると"404 Not Found"という表示が出るものと思われる。UTOLの詳細な利用方法に関してはマニュアルを参照。
https://utol.ecc.u-tokyo.ac.jp/common/support/manual
  • 時折、相談者からこのページが見られないなどのご指摘をいただくことがあります。その際は、感謝の意を伝えた上で担当者に連絡するのが良いと思われます。

Zoom

Zoomウェビナーのライセンス付与の確認方法
質問: 以前Zoomウェビナーのライセンス付与を申請したが、付与されていないようなので、確認してほしい。
回答: 申請日や申請者の氏名・所属などを聞いて教職員に回したが、実際は付与されていることに気づいていなかっただけだった。
  • ライセンスが付与されても、メールでの連絡などはありません。
  • Zoomのwebサイト( https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/profile )にサインインしていただき、「ウェビナー」のメニューが増えていないか確認していただきましょう。

Microsoft 365 (Office)

Wordでメンション機能が使えない
- 質問: wordでメンション機能が使えない。
回答: 仕様である旨回答。
  • 少なくとも学生は利用できない機能であることは確認済みです。
  • なお、Google Documentではメンション機能を利用可能であるため、もし必要ならばGoogle Documentを案内すると良いでしょう。
OneDrive, Word, Excelのサインイン時にError Code: 2148073494 が出てサインイン不可能
- 質問: OneDrive, Word, ExcelにサインインしようとしたらError Code: 2148073494 が出てサインイン不可能
回答: Officeアプリをすべて終了し、Windowsの「設定」から「職場または学校へのアクセス」を切断することを案内。
  • CAA50021が出る例も同時期の相談にありました。
  • https://www.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/faq/wam-prompt/ の類例です。
  • エラーコードとして、このページにない例もいくつかありますので、相談者の状況を確認し該当するならば「職場または学校のアカウント」にUTokyo Accountがあれば削除することをまず試してみましょう。
    • (エラーコードのバリエーションが増えているような気もしていますが果たして?)

UTokyo VPN

iOSでUTokyo VPNに接続できない。
- 質問: iOS端末でUTokyo VPNに接続できない。「クライアントの保護 サーバーに接続できません。インターネット接続とサーバーアドレスを確認してください。」
回答:
- エラーメッセージのわかるスクリーンショット、ネットワーク情報(bgp.tools で得られるデータ)、その他のVPNアプリやセキュリティアプリの無効化、VPNの設定のスクリーンショット、Cisco Secure Clientの「メッセージ」内容、Cisco Secure Clientの診断ツール(Diagnostics and Report Tool, DART)の結果の送付を依頼。
- 回答いただいた結果、他のVPNアプリを確認したため、停止してCisco Secure Clientを利用するように依頼。
- それでも解決しないためいただいたデータを精査。IPsecVPNで接続しようとしていたことを確認。IPsecの無効化、他のVPN関連の設定削除、Cisco Secure Clientの再インストールを試していただいた。
- 結果接続できたとのこと。
  • 前例のないエラーで、複数の要因が交絡していた可能性が高いものです
  • エラーそのものの内容と状況の把握、ネットワーク情報、他のアプリの干渉、DARTの結果から接続できない要因となりうるものを排除していくことは基本動作として身につけましょう。
  • 今回はIPsecVPNというUTokyo VPNでは利用していない方式を設定していたことで接続できなかったと考えられます。
    • スクリーンショットをもらえたことで問題の早期解決につながりました。

その他

事務業務端末でOutlookデータファイル(.ost)の古いコピーが削除できない
- 質問: 事務業務端末で「Outlookデータファイル(.ost)の古いコピーが使用されています。 Outlookを終了しファイルを削除してOutlookを再起動して下さい。次回送受信を開始したときに新しいファイルが自動的に作成されます。」が出た。しかし削除すべき当該ファイルが見当たらない。
回答: ①Outlookアプリを閉じる②Outlookフォルダを開く(この際、"AppData"フォルダが隠しフォルダで見られない場合があるため、「隠しファイル」を表示するよう設定する③***.ostファイルを別のフォルダに移動④Outlookアプリを立ち上げてメールが正常に読み込めて新しくostファイルができているか確認⑤旧いostファイルを削除、という手順を案内し解決。
  • ostファイルとは、ざっくり言えばOutlookがクラウドメールをローカルに保存しておく(オフラインアクセスできるようにする)ために作成するファイルで、メール本体がクラウドにある場合には削除しても問題はありません。
  • なお、事務業務端末まわりや職員メールまわりについては仕様がわからないことも多いため必要に応じて担当に確認しましょう。
Adobe Acrobatの電子印鑑機能を利用したい
- 質問: Adobe Acrobat Readerの電子印鑑は東大で無料提供しているか
回答: 東大ではAdobe Acrobat Proを含むAdobeのライセンスを全学提供していない。
また、Adobe Acrobat Readerの印影追加機能は法的な効力を持つ識別情報を含む電子印鑑ではない。
  • 本学はAdobeライセンスの全学提供はありません。部局・部署によっては個別に導入している可能性はあります。
  • 電子印鑑と呼ばれているものは世の中に2種類あります。1つは印影の画像データで、偽造などが容易であり本人性の確認などには利用できません。もう1つはタイムスタンプや捺印者の識別情報を持つ電子印鑑で、こちらは法的効力を持ちます。
  • このような機能を覚えておく必要はありませんが、ややこしい話があることを認識したうえで都度調査して的確に答えられるようにしておきましょう。

以下、積み残し

Rhinocerosを利用したい
- 質問: Rhinocerosを自身の端末で利用したい
回答: |-
①ECCS端末では利用できるが、個人の端末で利用できるライセンスは東大では提供していない。なお、ECCS端末はリモートでも利用できる。
https://www-old.ecc.u-tokyo.ac.jp/system/outside.html#8Sxoz5LUxCLdCXpWLKx1BQ5 はSSH接続でWin環境のホームディレクトリにアクセスするコマンドなので今回は関係ない
③ECCSへのGUI環境への接続はMacのみであり、Winには接続できない
よって、Win環境のみに導入されているRhinocerosを外部から利用することはできない。これらについて誤った案内となったことを謝罪。
④オンサイトの端末では利用可能であると案内
しかし、オンサイトのChromebox端末にはWindows環境がないため利用できなかったとのことで、誤った案内となり修正・謝罪。
  • ご利用を希望されているソフトウェアはECCS端末のWindows環境にのみある点については調査によりわかります。
    • https://www-old.ecc.u-tokyo.ac.jp/system/software.html#win
    • また、東大の提供するサービス群を見れば当該ソフトウェアを含むサービスはないこともわかります。そのため、ECCS端末・環境でなんとかするという方向性は間違っていません。
  • ECCSの環境にリモートでアクセスすることもできます。これには2つの手法(GUIでMac環境に接続する、SSHでログインしOS X環境のSSHサーバに接続する)があります。
    • https://www-old.ecc.u-tokyo.ac.jp/system/outside.html
    • このページを熟読すると、Windows環境そのものにアクセスすることはできないことはわかります(SSHサーバでWindwosのホームディレクトリは参照できますが、Windows環境そのものを動かしているのではありません)。
  • そのため誤った案内を最初にしてしまいました。
  • その後の対応でも、ECCS端末が箱として3種類(iMac、Mac mini、Chromebox)あり、そのうちChromebox端末はChromeOSのみ利用可能であることが抜けており、相談者に迷惑を掛ける結果となりました。
  • このような相談結果になると相談者にとっても対応者にとってもストレスですから、多少時間がかかっても構わないので念の為調査して往復数や要領を得ない回答を減らしていきましょう。
公開日
更新日
編集者
SUZUKI Hayato